panorama

Exhibition Report / Reported by m.makino

玉田ガラス工房展 Studio Glass Succession
2011.2.1-2.12
@GALLERY RUEVENT/東京
» 詳細はこちら:Exhibition | 木越あい | panorama

玉田ガラス工房展 Studio Glass Succession

木越あいさんが、参加している「玉田ガラス工房展 Studio Glass Succession」を拝見してきました。

木越さんとお会いするのは今回で二回目です。
ご本人にはまだ話していないのですが、木越さんは高校時代の友人にとても似ています。
だから、最初にお会した時からなにか他人の気がしないのです。(笑)

会場風景

さて、展示の場所は、東京目白にあるGALLERY RUEVENT。
光がふんだんに灯された空間に作品は並んでいました。
私が伺ったのは夜でしたから、照明が綺麗に灯っていましたが、
昼間は自然光がたっぷり入るのだそうです。

会場風景

作品を拝見するのは、今回が初めてでした。
宙吹きで色を被せ作られたグラスや、ディスク状に吹き開いたガラスの中からプレートを作り出したもの、
そして、キャストで作った帯留めなどを展示されていました。

会場風景

同系色を微妙な色彩で重ね合わせ、サンドブラストで描きだされた陰影のある作品が並んでいました。
木越さんが一番好きだと言う、アネモネの花や鳥が描かれていたり、
オオカミに喰われた子ヤギや、襲われた直後で顔色の悪い赤頭巾ちゃんなんて言う
物語性のある面白いデザインがありました。
panoramaに出ていた「new song」作品の一部も展示されていました。

取り分け、私が好きだったのは「山ゴボウ」と言う青紫のゴブレット。
吹いた被せ色グラスに描かれた、鳥と花とそこに浮かび上がったもう一つの色。
青と紫の色の調和が素敵でした。
「偶然の産物」と木越さんは話してくれたのですが、いっそ、意図して作り上げた色合いです。と、
言ってしまえばいいのに、そう言わないところが木越さんらしいのかなと感じました。

会場風景

グループ展ということもあり、作品の展示数が少なかったので、
4月に開かれる3人展では、もっとたくさんのアイテムの作品を拝見できる事を楽しみにして、会場をあとにしました。

Photo & Reported by m.makino