panorama

用と美を兼ね備えた、シンプルなスツール。

脚部は無垢のステンレスや鉄を鍛造、
座面は無垢の木を削った薄造り。
｢小さなスツール、簡単に動かせる椅子がほしいな。
と思っている中で、このスツールが生まれました」と田中潤さん。
美しく軽やかな線の細さ。
さり気なく強さを放つ質感。
素材と造りが、過不足なく調和したスツールです。

スツールと背付きスツール、形は2 種類。スツールに、最低限ちょっとそこにある程度の背を付けたら、腰を支えるだけでなく、取っ手の役割も兼ねて、使いやすくなりました。

脚と背は、鉄かステンレスの2 種類。どちらも無垢の丸棒をコークスで焼き、棒の丸みを残すよう、叩きすぎない程度に鍛造しています。鉄は蜜蝋でサビ止めしています。

木部座面は、プレーンと黒染め。プレーンは蜜蝋仕上げ。黒染めは鉄媒染によって木の成分が反応して黒色に変化しています。木目が見える程度の黒から真っ黒まで、木によって個体差があります。樹種は定番プレーンは楢、黒染めは栗、栓、楢など。一点物は時々の材にて。
スツールと背付きスツール、どちらもスタッキングできます。

スツールは現品での販売となります。
» 作品ページ（スツール - 鉄／鉄+背付／ステンレス／ステンレス+背付）

現品は作家在庫分の他、新宿の小灯cotomosi にて展示販売しております。
まず在庫について、お気軽にお問い合わせください。
＊写真のスツールの座面木部はイメージです。ご注文前に写真でご確認いただきます。

細いフレームと薄い鉄板を合わせたシンプルな飾り台。「花器を置いた時に程よい、花を生けやすいバランスにしています」と田中潤さん。花を飾った時の空気感を切り取るフレームは、3ミリ角の鉄の棒を鍛造機で叩いて面取りを施しています。「面取りすることで角棒の角が取れると、そこに空気が通る。やわらかく見えるんです」。一見すると細くて真っ直ぐに見えますが、実は叩きによって生じる歪みを、味が出すぎない程度に伸ばして戻しているそうです。
また、鉄板は1.2ミリ厚の薄いものを、コークスで熱してから鍛造機で叩く、という作業を繰り返しています。「焼いて叩いて、また焼いて叩いて…。少しずつ酸化皮膜の層が重なったり、表面が溶けたりして生まれる表情が、自然な景色になります」。

丁寧に手を掛けながらも、その手跡が主張し過ぎず、シンプルに見える飾り台です。飾る物を引き立てて、美しい佇まいに。季節の花生けを楽しんだり、大切な器やオブジェを飾ったり、空気感を調え、特別な場をつくる装置としてお楽しみいただけます。サイズはLとMの2サイズです。

飾り台は現品での販売となります。
» 作品ページ

現品は作家在庫分の他、新宿の小灯cotomosi にて展示販売しております。
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