工藤茂喜 Shigeki KUDO
古い昔から使われてきた、木を割り裂く「へぎ」という技法。 現在でも建築材や仏像彫刻には用いられていますが、その他では使われることは少なくなっています。 その技法を用いて"うつわ"を制作しているのが工藤さん。 きっかけは、仏像の修復の現場で、くり抜いてある仏像の頭部を目の当たりにしたことだそうで、 詳しくは対談で語っていただいています。
略歴
京都西本願寺等の寺院建築漆工の仕事を経て、現在、中央工学校・工芸デザイン科講師。
主に、木や漆を素材として、家具や雑器を木地から製作。
また、公共空間の金箔工事や漆を施した玄関扉などの内装工事も多く手がける。
- 1958
- 東京生まれ
- 1986
- 東京芸術大学 工芸科大学院 漆芸専攻修了
- 1998
- 「移ろいゆく光を感じるためのテーブル」、『木と漆のクラフト大賞展』(木曾)に入選
- 1999
- 渋谷・東急本店にて初個展開催
- 2001
- 渋谷・東急本店にて第2回個展開催
- 2003
- 青山・オムニクギャラリーにてスタジオ「温展」開催
- 2004〜2007
- 渋谷・ギャラリー介にて「へぎ展」開催
- 2006
- ロンドン・flowgalleryにてKATACHI展出品
- 2007
- ロンドン・flowgalleryの推挙でCollect展出品
- 2008
- 萩(山口県)・彩陶庵にて「へぎ展」開催
- 2009
- 日本橋・高島屋にて「酒器展」参加
- 2011
- 日本橋・高島屋にて内堀豪氏と二人展予定
オフィシャルサイト » スタジオ温