
器 c
なかなか数は作れないという〝穴の空いている〟木の器。
「木の節の周りは虫喰いも多くて、途中でこれ以上削れない、完成に至らないこともあります。天然のものを相手にどう削るか、というのは面白い反面、ずっと頭で考えるからとても疲れたり、時間がかかったりします。穴の周りに厚みの高低差があるのも特徴です」と羽生さん。
裏側には削り出した小さな四本脚があり、裏面はテーブルな
どから少し浮いて軽やかです。
樹齢100年以上のブナの木を使用し、独自の技法で表情を刻んでから鉄媒染を用いて発色、極薄いウレタン塗装で仕上げています。
「木の枝や節の跡、木目など、木がこれまでに過ごしてきた時間は痕跡としてそこにあって、そういうものと対話しながら作っています。
使っていくと、ちょっとした変化も木は出やすいですよね。
長く使い続けていくうちに、だんだんと変化し育っていきます。そういう木と時間の描く面白さみたいなものを楽しんでもらえたら」
羽生さんと木との対話から始まり、削りながら少しずつ見えてきたものが、やがてその木だけの佇まいを生み出します。
手で撫でたくなるような木の肌合い、小さな手道具で彫った細やかな表情も育っていきます。
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